サザーランド(ジョーン) ポリドール ポリドール ボニング(リチャード)
ヴェルディ:ドン・カルロ
カレーラス(ホセ) EMIミュージック・ジャパン EMIミュージック・ジャパン ヴェルディ
他の追随を許さない、ベルリン・フィルの迫力
カラヤン指揮、ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団。1978年収録。伊語、四幕版。
キャスト:ドン・カルロ/カレーラス(T)、ロドリーゴ/カプッチッリ(Br)、エリザベッタ/フレーニ (S)、エボリ公女/バルツァ(MS)、フィリッポ2世/ギャウロフ(B)、宗教裁判長/ライモンディ(B)。
配役の豪華さに目が眩むような、カラヤンの「ドン・カルロ」です。主要歌手はもちろんのこと、謎の修道士に、ホセ・ファン・ダム(B)。声だけで姿を現さない天の声に、バーバラ・ヘンドリックス(S)、エボリの小姓テバルドには、エディタ・グルベローヴァ(S)。70年代後半から80年代を代表する歌手の名前がずらりと並んでいます。さらに、ベルリン・フィルの厚みのあるゴージャスな響きが、この悲劇を、実にドラマティックに盛り上げていて、他の追随を許しません。迫力ある「ドン・カルロ」です。
歌で聴きたい私にとっては、オケが鳴りすぎる部分が多々あり、少しは加減して欲しいと思うのですが、名演には違いありません。
国内盤は、1979年度レコード・アカデミー賞受賞。英語解説、英語対訳付。
カラヤンのドン・カルロ
このドン・カルロは素晴らしい。
まず、カラヤン・BPOの気合がいつもと違いすぎる。特別な思いがあるのが最初の前奏曲が始まった時点から明らかにわかる。弦の分厚さといい、ブラスの輝き・厚さといい、オーケストラ全体の圧倒的なフォルテッシモ。これだからBPOの音はやみつきになる。それにカラヤンの隙の無く、躍動的で熱い指揮が上手くBPOと意気投合し素晴らしいドン・カルロが完成しているのではないだろうか。歌手陣もカレーラス・ファンダム・フレー二・バルツァなどのスーパースターを揃えており、万全の状態でセッションをしています。特に、私はバルツァの声が好きであの力強くて艶のある声が魅力的に思えます。また、録音も素晴らしく圧倒的なDレンジ・空間表現(左右の広がり・奥行き間)・分解能の高さ・天井の高さなども判ります。やはりこの曲は音量を高くして聴きたいので質の良いシステムであればあるほど素晴らしい音と、音楽を体験できるのではないでしょうか?音だけを聴くとしてもシステムの限界がわかるぐらいの録音だと思います。これほど、演奏と録音がハイレベルにあるCDも珍しいのではないのでしょうか?
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