ワーグナー:パルジファル ワーグナー:パルジファル
ダム(ヨセ・ファン)   ポリドール   ポリドール  
最高のグルネマンツ!
ここでのカラヤンの素晴らしさは今更述べるまでもない。カラヤンの膨大な録音のベスト5に屈指すべき世界遺産的名演。
クルト・モルさんがグルネマンツを歌っているパルジファルは殆ど全てを聴いたが、カラヤン入魂の棒さばきに触発されて、ここでの録音がベスト。特に第一幕の「グルネマンツの物語」は筆舌に尽くしがたい素晴らしさで、カラヤンの指揮と共にこれを凌ぐ演奏はこの先も恐らく出てこないだろう。
数多いクルト・モルさんの録音の中でも同じくカラヤン指揮のばらの騎士のオックス男爵(グルネマンツとは対照的な性格表現が必要だが)と並ぶ不滅の歌唱といってよい。
クルト・モルさんとは何度か言葉を交わす機会があったのだが、その深く美しい声のように人を包み込むような暖かさを持った方だった。
カラヤンの最も美しいワーグナー
カラヤンが録音したワーグナーの中でも、最も美しい作品です! この作品には、クナッパーツブッシュの62年の、あまりにも感動的な素晴らしいライヴ録音がありますが、カラヤンはクナとは全く別のアプローチで「パルジファル」の魅力を描き尽くしています。カラヤンの「パルジファル」はとにかく美しい! あまりに細部を練り上げ、耽美に徹しているためにクナの様に、この楽劇の巨大なドラマとしての感動的な流れが些かおろそかになっているのは否めないが、この楽劇のドラマの中心である、崇高で宗教的な耽美な世界観が余すところなく再現されている美しい録音であることは明らかでしょう‥。クナの録音に比べて、歌手に一部不満がありますが(ロンドン、ホッター、ナイトリンガー‥やっぱりクナの歌手陣は凄すぎる。) 主役のホフマンは若々しく、「純粋なる愚か者」のパルジファルを好演しています。クンドリを演じるヴェイソヴィチも役に与えられた強さと、内面的で感動的な歌唱を聴かせてくれて素晴らしい出来です! カラヤンのワーグナー録音では「〜マイスタージンガー」に次ぐ名録音だと思います。初出のCDより価格も安価になっているので、多くの方々にワーグナー最後の大作をカラヤンの感動的な指揮で聴いてもらいたいです!

バッハ:ロ短調ミサ曲 バッハ:ロ短調ミサ曲
ヤカール(ラシェル)   ダブリューイーエー・ジャパン   ダブリューイーエー・ジャパン   バッハ  

ヴェルディ/歌劇<シモン・ボッカネグラ> (全曲) ヴェルディ/歌劇<シモン・ボッカネグラ> (全曲)
カプッチルリ(ピエロ)   ポリドール   ポリドール   ミラノ・スカラ座管弦楽団  
奥深い作品を奥深く演奏したアッバードに拍手!
この曲との初めての出会いは高校2年生の時、
スカラの引っ越し公演でアッバードがひっつれてきた演奏。
NHKでの放送に釘付けになって見ていました。
それからお小遣いを貯めてLPを買い、繰り返し繰り返し聞きました。
CD化されて即買いしました。
針を下ろして音が出るまでのワクワク感こそなくなりましたが、
出てくる音はやっぱり素晴らしいです。

カップッチルリの歌唱は本当に堂々としたもので、
男の孤独がビンビンと伝わってくるものですが、
ギャウロフとの2度のデュエットの素晴らしさ、
またフレーニとの浜辺でのデュエットなど、
オペラの醍醐味をひしひしと感じることができる場面が多いです。
カレーラスの歌うパートは少なく、まだ若かったカレーラスには
まだまだこのオペラは合わないかも知れませんが、
それでもはつらつとした声はとても印象的です。
脇役ですが、ファン・ダムのパウロもとってもうまく、
主役のしっかりとした歌唱に花を添えています。

他にもこのオペラのCDを買ったけれど、やはりこの演奏がダントツです。
銘盤!
 この作品の極めつけの録音、といえるでしょう。
比較的地味な作品でありながら根強い人気を誇るの
は、シモンの苦悩が普遍的なものだからでしょうか?
(なんてカッコつけるのはやめて)なにより歌手陣が
素晴らしい。カップッチッリは文句のつけようがないし、
ギャウロフ、ドミンゴの起用も贅沢。

メッゾのヴァーレットがマクベス婦人を歌っていますが、
これも良し(しかし軍配はカッラスに)。
30前最高の人選でしょう。こんな録音を聞ける私たち
はシアワセモノです。


R.シュトラウス:歌劇「サロメ」(全曲) R.シュトラウス:歌劇「サロメ」(全曲)
カラヤン(ヘルベルト・フォン)   EMIミュージック・ジャパン   EMIミュージック・ジャパン   カラヤン(ヘルベルト・フォン)  
ヒルデガルド・ベーレンスもウイーンフィルも最高!
ベーレンスの大ファンとして強烈にお薦めしたい。
力強く張りがあって透き通った気持ちいいベルカントをたっぷり堪能できる。明朗で絶対的に健康でぶれがないのに微妙に揺れるニュアンスと魔性をたたえた豊かで深い表現力。ただただいとおしくなるサロメがここにいる。特にラストのクライマックスの長いアリアAh!You didn't wish to let me kiss your mouth, Iokanaan!〜は全身の毛が逆立つような陶酔感にあふれる。
彼女のソプラノの虜になると、他の名ソプラノたちが色あせてしまう気がするほどだ。

ヨカナーンのバリトンも素晴らしいが、特にヘロデの演技力に脱帽。
ウイーンフィルとカラヤンの熱く開放感漂うコラボは、リヒャルト・シュトラウスのワイルドの原作への思い入れの深さを繊細なディテール一つひとつにおいて美しく、感動的に浮き上がらせる。
じっくり聴けば聴くほど魅力が増してくる名盤!


ヴェルディ:レクイエム ヴェルディ:レクイエム
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団   ポリドール   ポリドール   ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団  
カラヤンでもイマイチ…
全体のまとめ方はさすがカラヤンといったところ。しかし…
まず、オーケストラの手抜き演奏か、アンサンブルの乱れが目立つ。
そして、合唱の音程の不安定さ、特に終曲のリベラ・メのアカペラとフーガ。
また、独唱のトモワ・シントゥの派手なビブラートはどうにかならないのだろうか。
聞いていてイラッとする(モーツアルトのレクイエムではビブラートも抑え、
非常に良い感じだった…)。バルツァなどは良い出来で流石である。
そして、カラヤンの独特の低音カットと多すぎるマイクによる近接集音での
直接音ばかりが目立つ録音。
辛口評価となってしまったが…。
美しさをひきだしたレクイエム
前回のベルリン・フィルとの録音では、オペラ作曲者としてのヴェルディを表現した演奏でした。しかし今回はこの曲のもつ美しさをめいっぱい引き出し、劇的で、また、私個人としては、軽い恐怖すらおぼえます。老境に達したカラヤンの心情が伝わってくるような演奏です。

ビゼー:歌劇「カルメン」抜粋 ビゼー:歌劇「カルメン」抜粋
カラヤン(ヘルベルト・フォン)   ポリドール   ポリドール   カラヤン(ヘルベルト・フォン)  
カラヤンとバルツァ
私、個人的には、バルツァは気に入っており、特に、カラヤンとセッションした一連の録音はどれも、好きです。バルツァの歌いっぷりは、単に、カラヤンの掌で踊らされている訳ではなく、きっちりと、カラヤンと一体感のある、歌われ方だと思います。カルメン役としての、バルツァも、個人的には、カラス盤より、雰囲気が好ましく、スタイルは負けるかもしれませんが、歌唱力などを含めた、全体的なバランスはドローには持ち込めるレベルだと思います。カラヤンも隅々まで丁寧に演奏している印象があり、フィナーレのカルメンが刺される前後のテンポの揺らし方などは、『さすが、カラヤン』です。

モーツァルト : 歌劇「フィガロの結婚」ハイライト モーツァルト : 歌劇「フィガロの結婚」ハイライト
ライモンディ(ルッジェーロ)   マーキュリー・ミュージックエンタテインメント   マーキュリー・ミュージックエンタテインメント   モーツァルト  

ベートーヴェン:交響曲第9番
トモワ=シントウ(アンナ)   ポリドール   ポリドール   ベートーヴェン  
究極の第9番
カラヤンの長いキャリアのなかでも最も多く指揮した曲です。長く深い曲の解釈からついにたどりついた演奏です。カラヤン・ゴールドCDだけあって、音が国内盤の普通のCDよりも遥かに、そしてそれがすべてクリアーで演奏者との距離を感じさせないです。第4楽章のやや速めのテンポと地響きのようなティンパニーと合唱が体を突き抜けていくようです。
最高です
スペクタクル感たっぷりの第九です。これを聞かなければ、クラシックファンとは言えません。うねるような指揮、津波のようなオケ、そして切れ味たっぷりのソロ、合唱ともに最高です。それに安くなりました。クラシック入門者にも推薦します。

ベルリオーズ:ロメオとジュリエ ベルリオーズ:ロメオとジュリエ
ハマリ(ユリア)   ポリドール   ポリドール   ベルリオーズ  

ヴェルディ:歌劇「ドン・カルロ ヴェルディ:歌劇「ドン・カルロ
アラーニャ(ロベルト)   EMIミュージック・ジャパン   EMIミュージック・ジャパン  

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