サン=サーンス:歌劇「サムソンとデリラ」
ミュンヘン放送管弦楽団 パタネ(ジュゼッペ) コロムビアミュージックエンタテインメント コロムビアミュージックエンタテインメント パタネ(ジュゼッペ)
歌手、オケともに水準の高い演奏
パタネ指揮、ミュンヘン放送管弦楽団・バイエルン放送合唱団。1973年収録。
キャスト:サムソン/キング(T)、デリラ/ルートヴィヒ(MS)、ダゴンの大祭司/ヴァイクル(Br)、アビメレク/マルタ(Bs)、老ヘブライ人/コーゲル(Bs)。
まるで、宗教曲のように荘厳な合唱や、美しい管弦楽がちりばめられたこのオペラは、映像が無くても、耳だけで充分に楽しめます。コロムビアから「オペラ名盤選」の一つとして出たCDですが、随分前の録音なのに、音質が良くて、びっくりしました。
ジェームズ・キングの歌うサムソンが、とても素晴らしい。力強く、充実した量感と輝かしさを併せ持つ、まさに、ヘルデンテノールで、聴いていて、とても爽快。文句なくカッコイイのです。デル・モナコを彷彿とさせます。ルートヴィヒのデリラは、繊細な表現が上手く、表情の豊かさで聴かせるタイプのように思いました。巧みなデリラです。パタネも、荘厳で、尚且つ官能的、エキゾチックなこのオペラ独特の雰囲気をよく伝えていて、歌手、オケともに水準の高い演奏だと思います。
かなり詳細な解説付き。日本語対訳はパソコン用データとしてディスクに収録。印刷可能。
ドニゼッティ:歌劇「愛の妙薬」
ミュンヘン放送管弦楽団 ワルベルク(ハインツ) コロムビアミュージックエンタテインメント コロムビアミュージックエンタテインメント ドニゼッティ
ポップ・ファン必携の「妙薬」
ワルベルク指揮、ミュンヘン放送管弦楽団、バイエルン放送合唱団。1981収録。
キャスト:アディーナ/ポップ(S)、ネモリーノ/ドヴォルスキー(T)、ベルコーレ/ヴァイクル(Br)、ドゥルカマーラ/ネステレンコ(B)。
すべて、イタリア人以外のキャストによる「愛の妙薬」。なかなかの好演です。とてもチャーミングなアディーナで、ポップ・ファンは必携でしょう。ネモリーノを演じるドヴォルスキーは、ちょっとおバカで、憎めない田舎青年という役に、よくはまっています。明るい声で、若々しく、やや粗削りで直截な表現も、素朴な青年の一途さだと思えば、プラスになって聞こえてくるから不思議です。ヴァイクルやネステレンコも芸達者ぶりを如何なく発揮して、好サポート。録音も良好です。
オール、イタリア人キャストのセラフィン盤や、カレーラスの叙情的なネモリーノが聴けるシモーネ盤などと聴き比べてみるのも面白いと思います。
詳細な楽曲解説付き。対訳はパソコン用ファイルとしてディスクに収録。
ハイドン:オラトリオ「天地創造」 (2CD) [Import] (Haydn, Joseph: Die Schopfung)
ORFEO ORFEO ハイドン
J.シュトラウス:喜歌劇「こうもり」
バイエルン国立管弦楽団 クライバー(カルロス) ユニバーサル ミュージック クラシック ユニバーサル ミュージック クラシック J.シュトラウス
美しい、楽しい!!
「こうもり」が好きで、87年制作のカルロス・クライバー版を含め三種類のDVDを持っていますが、さらにこのCDの包装の歌い文句につられて買いました。期待以上です。オペレッタだから映像つきで見るのが一番よいのが普通ですが、一度実演か映像を見た経験があり「こうもり」の進行イメージが頭にある人ならばこのCDは最高に楽しめます。クライバーの指揮は勿論、歌手すべてがすばらしいパーフォマンスを示し、かつ、スタジオ録音なので音の良さはDVDをはるかにしのぎます。SHMであることも音質にプラスしているのでしょう。長時間のレコーディングセッションを重ねたのちに編集され、「それがスタジオで収録されたという印象はまったく感じさせない。そして作品は劇場で体験する感動のように生き生きとよみがえるのである。」というライナーノート末尾の言葉が実感されます。
クライバーのサプライズ!
クライバー指揮、バイエルン国立管弦楽団及び合唱団。1975年収録。
キャスト:アイゼンシュタイン/ヘルマン・プライ(Br)、ロザリンデ/ユリア・ヴァラディ(S)、アデーレ/ルチア・ポップ(S)、オルロフスキー公爵/イヴァン・レブロフ(?)、アルフレート/ルネ・コロ(T)、ファルケ/ベルント・ヴァイクル(Br)、フランク/ベンノ・クシェ(B)。
「こうもり」の名盤が、SHM-CDで再発売。残念ながら、以前のディスクを知らないので、どこがどんなに変わったのかわかりませんが、少なくとも、このディスクに関しては、驚くほど良い音質です。このオペレッタを楽しむには、華やかな舞台を観るのが一番だと思っていましたが、これは、聴くだけでも、その魅力を充分に堪能できます。
クライバーが、周到なリハーサルを重ね、万全を期して録音に臨んだというだけあって、素晴らしい出来映えです。のっけから、生き生きとした序曲に惹きつけられ、歌手も全員、絶好調のようですが、とりわけ、レブロフ扮するオルロフスキー公爵の怪演は特筆もの。珍妙な歌声は、何度聴いても笑ってしまいます。クライバーのサプライズでしょうか。「雷鳴と電光」の怒濤のような迫力も凄い。古き良き時代のウィーン風とは違いますが、文句なしの、クライバーの「こうもり」です。
ヨハン・シュトラウス 喜歌劇《こうもり》 [DVD]
ヴァイクル(ベルント) グシェルバウアー(テオドール) TDKコア TDKコア グシェルバウアー(テオドール)
いきいきとした舞台
完成度の高さはピカイチ!!
正統派の《こうもり》を楽しみたい方必見。
これはこれで立派な名盤
同じ演出家による6年後ミュンヘンのクライバー盤と比べられるのは、このディスクの宿命だろう。
ただ、指揮についてだけは比較することは無意味だ。クライバーは鬼神の仕事というか、奇跡のようなもので、いわば別格の神棚扱い。グシュルバウアーはきびきびしたテンポで好演である。その後やや伸びなやんだとはいえ、有望若手として嘱望された当時の気勢が感じられる。
歌手は、傑出した歌唱は聞けないかわりに雰囲気と演技で優れたバランスを形成するクライバー盤に対して、ずらり大物を並べ壮観である。こうもりを「歌で楽しみたい」人ならこちらだろう。
演出は見事ではあるが、やはり6年後と比較すると熟成途上なのが明らかだ。特にバレエ場面は段違い(こちらも楽しいことは楽しいが)。ミュンヘンの、ダンサーの間で歌手達が素人っぽく踊る絶妙のスタイルは、いつ完成されたのだろうか。
とはいえ、このディスク、すべてにおいて水準を大きく超えている。充分に名盤と呼びうるし、クライバー盤、ベーム盤を所有している人にもお勧めしたい1枚だ。
凄い歌手陣
クライバー、ベームと2組のディスクを持っていて、
どちらもとっても気に入っていたので、もう新しいのはいいと思っていたけど、
歌手陣に惹かれてついつい買ってしまいましたが、これは本当にいい買い物でした。
ポップやヴァイクルは本当にうまいし、ベリーもグルベローヴァも、勿論ファスベンダーも
若くって声に艶があって、本当に上質の声を堪能させてくれます。
ウィーンの舞台も年期が入っていて、それだけでワクワクさせてくれます。
臨場感たっぷりの演奏にはついつい引き込まれてしまいます。
これは本当に買いだと思います。
クライバー盤とどちらを採るかときかれたら…苦渋の選択(笑)
このDVDで観ることのできる『こうもり』の上演は、オットー・シェンクの演出によるもので、すでに国内でもふたつの会社からほぼ同じ内容のものが出されている、有名なクライバー指揮バイエルン国立歌劇場のDVD映像にかなり近いものとなっています。それだけに、ついそのクライバー盤との比較をしながら観ることになってしまいます。まずクライバー盤よりもやや劣る面としては、録画がクライバー盤より数年前のため、映像や音声の鮮明さがやや劣る点と、グシュルバウワーの指揮も充分立派だけれど、やはりクライバーの華麗な指揮ぶりには一歩譲らざるを得ないというところでしょう。その反面、こちらの盤のほうが高く評価できる面としては、何と言っても歌手陣の顔ぶれの豪華さと、全盛期のウィーンフィルの音色を堪能できるという点でしょう。冒頭の序曲で、マリオネットによる登場人物紹介とだぶってウィーンフィルの面々の姿が見られるのですが、突然の不幸な事故で帰らぬ人となったコンサートマスターのヘッツェルさんの顔がうつしだされるときは、思わず胸が熱くなってしまいます。さらに、演奏の優劣とは直接関係はないとしても、この盤の方には小宮正安氏によるわかりやすく気のきいた日本語字幕の他に、オリジナルのドイツ語歌詞も字幕として選択できるのは嬉しいことです。またこの盤を手にした際には、ぜひその小宮正安氏によるライナーノーツにも忘れずに目を通すことをお奨めします。音楽評論家の解説とはひとあじ違う、いかにもドイツ語の専門家らしい解説が楽しめます。さあて、そんなこんなで、もし誰かに「この盤とクライバー盤と、どちらか一つを買うとしたらどちらが良い?」ときかれたら…。う~ん、やっぱり両方とも皆に持っていて欲しい!
オールスターキャストで楽しい(グルベローヴァファンは特に必見!)
以前ビデオで見たことがある1980年収録、ウィーン年末恒例「こうもり」の待望のDVD。
ここでの豪華歌手陣を紹介するとヴァイクル(アイゼンシュタイン)ルチア・ポップ(ロザリンデ)グルベローヴァ(アデーレ)ファスベンダー(オルロフスキー)べリー(ファルケ)クンツ(フランク)と並べただけでオペラ好きにはたまらないだろう。
特にコロラトゥーラの女王グルベローヴァの若き日のアデーレは抱腹絶倒超悪ふざけ系ドタバタ芝居と、はたまた完璧な歌とのギャップには完全脱帽!彼女のファンは必見です。
フィガロの結婚の名舞台を思い起こさせるヴァイクル&ポップの歌良し芝居良しの名コンビ、ひょうひょうとしたクンツのフランクも見所の一つ。グシュルバウアーの指揮、シェンクの演出共に際立った個性は感じられないが反面安心して楽しめるものとなっている。
ドニゼッティ:歌劇「ドン・パスクァーレ」
ミュンヘン放送管弦楽団 ワルベルク(ハインツ) コロムビアミュージックエンタテインメント コロムビアミュージックエンタテインメント ドニゼッティ
ヴェルディ:歌劇「リゴレット」
ミュンヘン放送管弦楽団 ガルデッリ(ランベルト) コロムビアミュージックエンタテインメント コロムビアミュージックエンタテインメント ガルデッリ(ランベルト)
丁寧で心のこもった歌唱、好感持てるジルダ
ガルデッリ指揮、ミュンヘン放送管弦楽団、バイエルン放送合唱団。1984年収録。
キャスト:リゴレット/ヴァイクル(Br)、ジルダ/ポップ(S)、マントヴァ公爵/アラガル(T)、スパラフチーレ/ローテリング(B)、マッダレーナ/タカーチ(MS)。
タイトル・ロールを歌うヴァイクルは、ドイツものをはじめ、イタリアのヴェリズモ・オペラ、さらには、フランスやロシア・オペラまで歌ってしまうというウィーン生まれの名バリトン。驚くべきレパートリーの広さにもかかわらず、決して器用貧乏になっていないところが、スゴイ歌手だと思います。この演奏でも、豊かな声量と的確な性格表現で、持ち味をいかんなく発揮。貫禄十分のリゴレットです。そして、イタリア的ではないかもしれませんが、ポップのジルダに、とても好感が持てます。可憐さと強い意思を併せ持つ、健気な娘ジルダ。丁寧で心のこもった歌唱に、歌手の人柄さえ伝わってくるような感じを受けました。アラガルも、のびのあるテノーレ・リリコの美声で、清々しい公爵を聴かせてくれます。録音も良いし、コロムビアの「オペラ名盤選」の一つ。
楽曲解説付き。対訳はパソコン用ファイルとしてディスクに収録。
マスカーニ:歌劇「カヴァレリア・ルスティカーニ」
ミュンヘン放送管弦楽団 ガルデッリ(ランベルト) コロムビアミュージックエンタテインメント コロムビアミュージックエンタテインメント マスカーニ
ベルント・ヴァイクル/オペレッタ・リサイタル [Import] (Millocker; Strauss; Stolz; Lehar; Strauss; etc.: Operettenrecital)
ORFEO ORFEO アイスラー
マーラー:子供の不思議な角笛
テンシュテット(クラウス),ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団 ポップ(ルチア) EMIミュージック・ジャパン EMIミュージック・ジャパン マーラー
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