ヴェルディ 歌劇《ドン・カルロス》(フランス語・5幕版) [DVD]
アラーニャ(ロベルト) アラーニャ(ロベルト) ワーナーミュージック・ジャパン ワーナーミュージック・ジャパン ヴェルディ
凄い!迫真の演奏だ!
前々から欲しかったもので、値段が高かったので躊躇っていたが、
今回その値段もぐっと下がったのでそそくさと買って聞いた。
本当に凄い演奏だ。前の価格で買っていても十分に価値がある。
主役級の人全員にこれだけハイレベルな歌手が揃うのは本当に珍しい。
お目当てのアラーニャは、この理想主義的でロマンティックな青年主人公に本当によくあっている。
品格があって、重すぎることもなくよく響く声には聞き惚れる。
ハンプソンもなんとも見事。輝きのあるハイ・バリトンが、
ロドリーグの正義感を率直に表現できている。
アンサンブルになると演奏のうまさがより映える。
ファン・ダムも逸品だ。王の孤独をよく表現している。
大審問官との対話の場など、本当にスリリングなできだ。
マイアーのエーボリは、ヴェールの歌の時は先が心配なところもあったが、
カルロス・ロドリーグとの三重唱のアンサンブルでうまさを見せる。
顔を爪で引っ掻いて歌うという驚きの演出の四幕一場のアリアでは、
劇的な心の動きを本当にうまく表現している。感動した。流石だ。
美しい立ち姿のマッティラも、気品のある立ち姿が美しいし、
5幕の大アリアも、最初は少ししんどいかと思えたが、迫真の演奏を繰り広げた。
道具は象徴的なものを置くにとどめてあったが、
衣裳の美しさ、髪型のユニークさ等、パリだけあって洒落ている。
合唱の人たちも洒落た顔つきの人が多く、これもとっても満足だ。
道具は少なくとも、美しい衣裳を着た洒落た歌手を
舞台上でうまく動かすことで話しの流れを理解しやすくしてい
それもまた納得のいく仕事だった。
ヴェルディのパリ初演版に近いものを使っているらしく、
耳慣れない音楽やストーリー運びがあるが、この方がずっとわかりやすい。
しいて欠点を述べると、初心者にはちょっと長すぎること位だろう。
本当に素晴らしい演奏だ。
ドン・カルロス*歌劇 [DVD]
アラーニャ(ロベルト) アラーニャ(ロベルト) ワーナーミュージック・ジャパン ワーナーミュージック・ジャパン ヴェルディ
ドン・カル
アラーニャとハンプソンの2重唱が大変すばらしかったの一言につきるでしょう。ハンプソンはとにかくデカイ。身体も顔も声もデカイ。この身体でアラーニャに「2人が愛し合ってる(男同士の友情ですよ)」なんて歌いながら抱きついていると、こっちもドギマギしてしまいます。
アラーニャの声はパバロッティとドミンゴを足して割ったようなすばらしい美声で、高音での音階のコントロールもみごとです。
次に印象に残るのが、エボリ公女。外見はやせぎすな感じなのですが、
嫉妬する乙女→悪人→反省した善人
という感情の切り替えがとても良かった。一番山場のアリアは「マリア・カラスの真似か・・」とも思えましたが、とても迫力があって良かったし、観客にもうけていました。
マッティラのエリァ?ベッタ王妃は、歌は良い線行っているんですが、外見がどうにもいけてません。王女として登場したときも、うら若き王妃として登場したときも、同じ低い位置にアップした髪型で老けて見えましたし、衣装もなんだかなーという感じでした。
舞台・装置はかなり「お寒い」ものでした。木材をただ組んだだけの舞台で、ここが「王妃の庭」って言われても難しいですよね。
コーラスの衣装も他の演目のものを寄せ集めてるんじゃないかと疑いたくなるほど統一性が無かったです。
アラーニャとハンプソンの出演料で予算が厳しかったと思いますが、それなりに工夫が欲しかったですね。
表情の映える舞台
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泰西名画の雰囲気はない
映像的に魅力的ではない。特に衣装、髪型などが、大帝国の貴族に見えない。動作、所作も、同様で、特にエリザベッタはフランスの王女であり、スペインの王妃という人物には、とても見えないし、ロドリゴも大貴族らしくない。舞台装置も簡素すぎるというか、まるでフランス革命の人民裁判所みたいな印象のシーンも。これは王侯貴族の物語なのだから、やはりそのような雰囲気の演出で見たい。視覚的には、残念だった。
美声の王子カルロス
同じライブのCDは文句なく素晴らしい。
しかし映像で見ると、いくつか気になる演出がある。
アラーニャのカルロスは美声で、雰囲気も王子にピッタリだけれど、
マッティラの演じるエリザベッタ、見たところは上品だが、身のこなし、
振る舞いがどうみても、高貴な方には見えず下町娘に見えるのは私だけで
しょうか?
特に1幕目と2幕目のカルロスとのからみの場面で見ていて気になる。
フィリポ、ロドリーゴ、エボリは、適役で言うことなし。
ヴェルディ 歌劇「ドン・カルロス」
アラーニャの輝く美声が響き渡る名演!CDではゲオルグ・ショルティ指揮の名盤がある。重厚な趣を持つショルティ盤とは異なり、フランス語で上演されている事もあって、軽快な「ドン・カルロ」が簡潔な舞台装置に実によく合っている。往年のデル・モナコを髣髴とさせるアラーニャの透き通ったテノールをぜひ聞いてみてください。
CDのショルティ盤と聞き比べてみると、フランス語の持つ独特な響きが心地よく、悲劇であることを忘れさせられそうになります。音楽だけでは表現しきれない微妙な心理が丁寧に描かれているオペラは映像が伴わないと感動が半減してしまいます。登場人物同士の細やかな心理描写をヴェルディは巧みに音楽に表していますが、芸達者な出演者の表現を見ているとやはり、オペラは総合芸術だなと感心させられます。
プッチーニ:歌劇「トスカ」映画版 [DVD]
ロベルト・アラーニャ 紀伊國屋書店 紀伊國屋書店
アンジェロッティが息せき切って教会に逃げ込む冒頭シーンから、一気に「トスカ」の世界へと、観る者を引きずり込んでくれる。このオープニングをはじめ、「トスカ」でつい見落とされがちだったさまざまなディテールについて、思わぬ発見をさせてくれる、素晴らしいオペラ映画である。
演技の中の歌はすべて口パクだが、違和感はゼロ。それよりも、カメラワークの工夫による視点の変化、歌唱から解放された歌手たちの迫真の演技など、映画による視覚的なメリットは計り知れない。
しかし視覚的な要素以上に、この映画には音に特徴がある。たとえば足音、カギのチャリーンという音、服のすれる音、ペンをカリカリと滑らせる音、あるいは風の音までが、過剰なくらいリアルに再現されているのだ。ささいな音のすべてに説得力があり、ドラマを緊迫感あふれるものにしている。もちろん5.1chサラウンドサウンドの効果は抜群。
観てのお楽しみを失うといけないので、具体的には言えないが、第3幕の冒頭など、聖アンジェロ城の情景、空気感が、これほどふくらみを持ったイメージを伴って表現されたことは、実際の劇場ではおそらくなかったのではないだろうか?
演奏も非の打ちどころがない。まず絶賛すべきはアラーニャのカヴァラドッシで、彼の持ち味である柔らかくち密で優しい歌は、最高の説得力をもってドラマの核心をえぐっている。惚れ惚れするほど官能的なゲオルギューも気の強く信心深い歌姫になりきっており、第2幕のスカルピア殺害のシーンなど、メッゾもいけるのでは?と思うほど低音にもアクの強い響きを聴かせる。ライモンディのスカルピアも、欲情をたぎらせた卑劣な権力者そのものだ。
随所にモノトーンで挿入されるセッション録音の演奏風景も効果的。特に、パッパーノの燃えるように情熱的な指揮ぶりがいい。コヴェントガーデンのオーケストラもそれに応え、たっぷりとした呼吸をもって歌に満ちた演奏をしている。初めてプッチーニの名作「トスカ」に出会う人はもちろんのこと、カラスの「トスカ」、グレギーナの「トスカ」に感激した人にとっても、この「トスカ」はまったく異なる感銘を与えてくれることは間違いない。(林田直樹)
現役版でこれ以上のトスカは望めない。
トスカは最も好きなオペラのひとつ。いろんなバージョンで聴いたが、やはり、マリア・カラスのトスカが一番好きだ。だから、何を聴いても比較してしまうが、現役のオペラ歌手ものでは、このトスカは最も優れたものの一つと確信する。トスカの場合、3人のキャスティングが重要だ(当たり前だが)トスカ、カバラドッシという主役も重要だが、このオペラをよりドラマチックなものにするには、悪役スカルピアの存在が大きい。この役の歌手が軽いと盛り上がらない。アラーニャ、ゲオルギュもいいのだが、圧巻なのはスカルピア役のルジェロ・ライモンディだ。以前はバスとしては声がソフトでこういう役柄には向かない、というか凄みが感じられなかったが、このトスカのライモンディは素晴らしい。迫力満点。そんな理由で現役版トスカとしてはこのバージョンをよく聴いている。私は映画版より舞台版の方が好きだが、その点を割り引いてもこのトスカはいいと思う。
舞台版には勝てません
実際にイタリアに行って、アバドだったかの生舞台を堪能している私にとっては、イマイチですね。特に1幕最後のスカルピアが大聖堂内のテデウムをバックに歌う『行け、トスカよ』に出てくるべき聖歌隊の行列がないのが第1に残念なところ。あれは神に進行を誓う信者の前での、堂々たる神への冒涜のひとつなんですが、それを白黒の合唱ステージで代用している。
そして第2の神の冒涜であるべき、トスカがスカルピアを殺害して逃亡するシーンも、実際にステージを見ている自分にとっては物足りない。大概のステージでは、ここでトスカが燭台か十字架をスカルピアの前において立ち去るんですが、この映像ではそれがない。
この歌劇のテーマは『神への冒涜』なんですが、それがどのシーンをとっても感じられないんですよね。それで星マイナス2なんです。
でも、歌唱力はすばらしいですね。ほかに私がコメントを書いているDVDの『トスカ』の評価も参考にしてほしいと思います。
アンジェラ様の降臨だ!
物凄く面白いオペラ映画。凄くうるさいことを言うと、ゲオルギューはトスカの声ではない。なので、いちばん有名なアリア『歌に生き愛に生き』は、確かに他のトスカ歌手と比べると多少は遜色があるかもしれない。なぜならば、一つの大きな見せ場であるはずのこのアリアが、全体を通じると大して目立っていないからだ(だからと言って、ヘタというわけでは全然ないので念のため)。でも、声が合っていないからと言って、それがなんだというのだ。見ていると『これが正しい』トスカだ』という気持ちにさせられる。それほどゲオルギューは素晴らしい。無論、アラーニャも素晴らしい、ライモンディも素晴らしい。もちろんセットも。映画として完璧な出来だと思う。オペラ、と聞くだけで腰が引ける方にも、是非お勧めしたい作品。役者が揃うと、オペラはここまで楽しくなれるのだ。ゲオルギュー&アラーニャの次回作が本当に待たれる。
夢の時間。
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主役三人の美声と名演技を堪能
美男美女の夫婦スターとしてすっかり乗りに乗っている感じのアラーニャとゲオルギューのカップルが、この映画仕立ての『トスカ』でも、息の合った迫真の演技を見せてくれます。まずアラーニャの、あまり華やか過ぎない力強い声は、このオペラのような悲劇的・英雄的性格の役柄にぴったりです。彼の爽やかな演技と美声は、いつもながら同じ男性の目から見ても思わずうっとりしてしまいます。またゲオルギューは、失礼ながらスタイルは抜群だがお顔は結構怖い点や、高音よりもむしろ低音域の迫力ある歌唱により魅力があることなどから、トスカはまさにぴったりのはまり役だといえるでしょう。それに加えて、ライモンディ演ずるスカルピアの、実にいやらしく恐ろしいこと!(決してけなしている訳ではありませんよ)まさに適材適所というべき配役です。また、特に第二幕での黒と赤を基調とした画面造りは、他の演出にもよくみられるオーソドックスな配色ではありますが、やはりこのオペラの雰囲気をよく表していて効果的です。ストーリーの合間に、ところどころスタジオでの録音風景を挿入するという手法は、あまり効果的とは言えませんが、なかなか興味深い趣向です。全曲が終わったあと、メンバーのひとりが、『カバレリア・ルスティカーナ』の中の有名な合唱曲“a casa a casa amici(さあみんな家に帰ろう)”の旋律をつぶやいている風景なども、ちょっとしたご愛嬌です。ただ、ときおり歌にかぶせて原作にない台詞を語らせてしまう部分があるのは、あくまでオペラ作品としてこのディスクを楽しみたい者にとってはあまり歓迎できません。
マイ・プッチーニ(DVD付)
ゲオルギュー(アンジェラ) EMI MUSIC JAPAN(TO)(M) EMI MUSIC JAPAN(TO)(M) プッチーニ
歌劇「ラ・ボエーム」全曲
アラーニャ(ロベルト) EMIミュージック・ジャパン EMIミュージック・ジャパン プッチーニ
プライド~オペラ・アリア・セレクション
オムニバス(クラシック) ソニー・ミュージックジャパンインターナショナル ソニー・ミュージックジャパンインターナショナル
オペラ
一条ゆかりの「プライド」の作中に出てくるオペラのアリア集のCDが出た。
2枚組で、1枚目は作中に出てくるオペラのアリア集、「ふ〜ん、こんな曲だったのかー」という感じ。
お得なのは、2枚目。「オペラ入門」ともいうべきほぼ女声の名アリア・セレクションである。CMなどで聞きかじった曲が、こういうオペラのアリアで訳詞はこうなのか、と嬉しい。私はそれほどクラシックに詳しくないので、こういう聞きやすいセレクションは楽しいと思う。
ところで、このCDは店のクラシック・コーナーに置かれていたのだけど…、マンガファンは見つけられるのかなあ?
マスネ:マノン(全曲)
アラーニャ(ロベルト) EMIミュージック・ジャパン EMIミュージック・ジャパン
ロベルト・アラーニャの魅力/オペラ・アリア集
アラーニャ(ロベルト) ユニバーサル ミュージック クラシック ユニバーサル ミュージック クラシック ラボー
ゴールド&シルバー・ガラ・コンサート
ドミンゴ(プラシド) EMIミュージック・ジャパン EMIミュージック・ジャパン ドミンゴ(プラシド)
ドレスデン・ガラ・コンサート/ゲオルギュー/アラーニャ/シノーポリ [DVD]
ゲオルギュー(アンジェラ) シノーポリ(ジュゼッペ) EMIミュージック・ジャパン EMIミュージック・ジャパン シノーポリ(ジュゼッペ)
アンジェラ ゲオルギュウに魅せられた方に
1999年7月、ドレスデンのゼンバー野外コンサートです。 2003年10月に発売された再版ものでしょう。ワイドスクリーンで字幕は、独、仏、英、日。仕様には書いていないがイタリア語にも対応しています。映像は大変美しい。ゲオルギュウが34~35歳、妖艶さを増した頃のコンサートです。
ゲオルギュウ、アラーニャは最も人気のある歌手であり批評は必要ない。ゲオルギュウは非常に個性が強い歌手で、コンサートでは真価は出ませんが彼女の本質を知る上で是非見てほしいものです。アラーニャはとてもすばらしい。アラーニャのファンの方も満足するでしょう。
これも期間限定なので、すぐに在庫切れになるでしょう。
www.e-opera.net/で、オペラ歌手を調べるとおもしろいですよ。
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