ベスト・マリア・カラス100 ベスト・マリア・カラス100
カラス(マリア)   EMIミュージック・ジャパン   EMIミュージック・ジャパン   パリ音楽院管弦楽団  
安い!内容もいい!
カラス没30年を記念して作られたCDだがとにかく安い。
しかも蝶々夫人・トスカなどメジャーなものから少しマイナーだがカラスの当たり役(夢遊病の女・ノルマ)などもたっぷり収録してある。
オペラ・ファンなら買ってけして損はしない代物だ。
量、質ともに大満足
これまでもカラスのオペラアリア集を買ってきましたが、量、質ともに充実しているのがこのCDです。例えば、『ノルマ』なら、『清らかな女神』だけでなく、きちんとフィナーレやアダルジーザとの二重唱も収録されていて、抜粋でありながらきちんとオペラの筋をなぞってあります。これは、まだ『ノルマ』を聞いたことのない、知らないという人にはありがたい構成です。また、カラスだけでなく共演者も中々充実していて、前述の『ノルマ』ではクリスタ・ルートヴィッヒ、『ルチア』ではジュゼッペ・ディ・ステファノ、『セヴィリアの理髪師』の「それじゃ私ね」では、ティト・ゴッビと言うように名歌手のすばらしい歌声も聴けるのでカラスだけでなく、他の歌手たちも楽しめます。
100曲も収録されていて、3000円という良心的な価格設定もうれしい良品です。
録音なんてどうでも良い・・・・
私はいわゆるオ−ディオマニアですが、音楽好きが高じてマニアになったわけで
カラスの歌声を聴くと、音なんてどうでも良くなります。
3000円ととても手軽に買える値段です。
特にクラシック初心者には是非とも聴いてほしいです。



一気に聞いて納得してほしいベスト版です
オペラを聴いたことがない人でも、マリア・カラスという歌手の名前は知っている。
本CDは没後30周年記念版であるが、CDのタイトル帯のキャッチコピーそのもので、オペラ入門者からカラス・マニアの方まで納得の100曲!だろう。是非、一気に聞いて、マリア・カラスの歌声に浸ってほしいものだ。それに価格も6枚組¥3000円(税込み)でお買い得だ。すこし、マニアチックに鑑賞のツボをいえば、彼女と競演してしている男声の豪華な歌唱も楽しみである。もちろん、現代オペラ歌唱と比べると時代かかった表現ばかりであるが、歌の本質について、彼女の真摯さが伝わる良い編集といえる。是非とも、一気に聞きとおして彼女のひいてはオペラの魅力の虜になってほしい。


ザ・ベスト・オブ・マリア・カラス ザ・ベスト・オブ・マリア・カラス
カラス(マリア)   EMIミュージック・ジャパン   EMIミュージック・ジャパン   モーツァルト  
   もしあなたがマリア・カラスにまつわるすべての大騒ぎの背後にある理由を知りたいのなら、このCDを買いなさい。カラスの偉大な才能は声の清らかさや、発散するものや、信頼性や、混じりけのない美しさにあるのではない。彼女の偉大さはむしろ、オペラのある特定の時代に合わせて声の色やスタイルを変えることだけでなく、自分が演じる個々の役柄にすっかりなりきることができるところにあった。このCDであなたが聴けるのは、愛する人の帰りを心の描く18歳の蝶々夫人や、まわりのものすべてを誘惑する官能的な大人のカルメンや、ボーイフレンドを諦めるくらいなら冷たい荒野に逃げ去るだろうと無慈悲な父親に告げる若々しいウォリーや、後見人の監視の裏をかこうともくろむずる賢いロジーナや、神聖な儀式を執り行う女祭司のノルマや、小さな指やそれ以外のものをサムソンに巻きつけるデリラや、すべての希望が潰え去ったとき自殺を考えるジョコンダや、夢中になったばかりの青年の名を思い浮かべるジルダや、レイプされた先祖の思いをよみがえらせ、誰のものにもならないと誓う氷のように冷たい王女トゥーランドットである。そしてあなたは彼女たち全員の存在を信じるようになろう。カラスの歌唱法はときにやや甲高くなるが(たとえばジュリエットは強勢を置かれたように聴こえる)、全体としては、このCDは16人の女性を訪れるようなもので、彼女たちはすべて興味深く、全員が偉大な歌手なのだ!(Robert Levine, Amazon.co.uk)
カラス入門
マリア・カラスを知らない人は、名盤の全曲盤を聞いて欲しいが、いろいろな歌唱から入るのも良いと思う。数多あるオペラアリア集の中で秀逸。まず選曲の良さ。カラスの芸域の広さが分かる。本来、「ノルマ」などのベルカントオペラに本領があるが、「トゥーランドット」のようなヘヴィなもの、果てはワグナーものまで歌った。この盤にはワグナーは無いが、ほぼ重いものから軽いものまでカバーしている。どれも素晴らしいが、個人的には、「サムソンとデリラ」、「ドン・ジョヴァンニ」が心を打つ名歌唱だった。元がリリコ・コロラトゥーラの声と技巧だっただけに、「リゴレット」のジルダや「セヴィリア」のロジーナは、声質にあった良さがあるが、そこで終わらず、歌う人形にはせず、「人格」を作り上げたところが、カラスの凄さだと痛感する。この盤には無いがイタリア語で歌う「イゾルデ」を聴いた事があるが「凄い」。兎に角、この盤は名盤アリア集で、ジャケットのセンスもピカイチ。
サムソンとデリラ
このアルバムで一番のおすすめはサムソンとデリラ。カラスの歌を聴くとこの曲が誘惑の曲というのが歌詞なんて見なくてもわかります。サムソンの名を何度も呼びかける最後のフレーズはうっとりとしてしまいます。また、グノーのロミオとジュリエットでは軽やかに高音を操っていてとても楽しいです。そのほかオルフェオとエウリディーチェもすばらしいしこのアルバムの中で一曲も退屈に思える曲はありません。それだけカラスの演奏がひきつけるものがあるのだなあと思います。
ボックス盤もお勧めします
 昨年オンラインではないのですが、新宿にある某レコード店にて輸入版のボックスを買いました。4枚CDが入っていて、そのうちの1枚はカラスのインタビューです。ファンなら必須のものでしょう。いつ聴いても飽きません。

ベスト・オブ・マリア・カラス「カラス・イン・ポートレイト」 ベスト・オブ・マリア・カラス「カラス・イン・ポートレイト」
カラス(マリア)   EMIミュージック・ジャパン   EMIミュージック・ジャパン   ヴェルディ  
これぞディーヴァ
巷に横行する女性シンガーをいつからディーヴァと呼ぶようになったのか定かではないのですが、カラスの歌声を聴くとこれこそが本当にディーヴァと呼ぶにふさわしい人だと強く思います。最盛期にはオペラ座のシャンデリアがカラスの歌声で震えたとか。一番いいとこを切り取ったようなこのCDはかなり聞き応えがあります。1953年から1964年までカラス30歳代の頃の声が収録されています。オペラ初心者には馴染みのない作品が大半なので、冒頭はフーンといった感じで聞いていたのですが、クライマックスに向けての盛り上げがすごい。人間の声はここまで出るのかと感心します。テノールの声は人間ぽいのですがカラスのソプラノは正体不明。鳥の声なのか機械が作り出しているのかと疑うほど人間離れしたものに聞こえます。
ギリシャの富豪との関係で第一線を退くことになったカラスですが、何で彼だったのか、なぜ選んだのが音楽ではなかったのかとこの声を聞く程に疑問は深まります。
デジタルリマスター版だそうですが、ステレオ録音はトラック1,4,5,12,13のみ。時代を感じます。もう50年も前の音なんですよね。#10の椿姫は劇場での臨場感溢れる仕上がりです。(オリジナル音源なのでしょうか。)
「カラス100」というCDも出ていますが、そんなにたくさん聞くと返って食傷気味になるような気がします。いいものをちょっとだけが長く楽しむコツなのでは?
カラスってやっぱりすごい人だったんだ!
名声は知っていましたが、なんか初めて聴いたCDが?って感じだった印象が強くて、それ以来買っていませんでした。たまたま、自分が発表会で歌う曲が入っていたのと、「カラスを聴いてみたら?」と先生に勧められて購入しました。聴いてみたら・・・いいじゃないですか!本当に有名なアリアばかり入っているし、イタリア・オペラが好きなら、このCDは絶対にお勧めです。カラスに対する偏見が消え、今では「カラスってすごい人だったんだ!」ってあらためて当たり前の感動の仕方をしています。
20世紀の歌姫の声を聞いてみて!
 ありきたりですが、映画『永遠のマリア・カラス』で気に入って、買ってみました。
 子供のころから彼女の名声は知っていましたが、彼女の才能以外の部分、特にゴシップ的部分だけが妙に印象深く、きちんと音樂として聴いたのはこの映画が初めてでした(お恥ずかしいことに)。
 私のような、マリア・カラス・ビギナーには御勧めの一枚です。
 彼女の才能を、私のように若い人間にも味わっていただければ、と思います。
さすがはマリア・カラス
今まではオペラのオムニバス版を好んで聴いてましたが、思い切ってこのCDを購入しました。
さすがはマリア・カラスです。
恵まれた才能がスキャンダラスな人生を歌いこなしているような魂のオペラがここにあります。
オペラには魂がこもっているものですが、マリア・カラスはまた一味何かが違ってました。
「20世紀最高のソプラノ」の歌声です。是非一度聴いてください。
オペラ・アリアが大好きです。
ヴェルディの「花から花へ~歌劇『椿姫』第1幕より」の有名なアリアを聴くと、素晴らしい表現力を持った歌姫だということがよく分かります。細かいパッセージを正確な音程で歌い上げ、役柄の内面に潜む感情の機微を技術に裏打ちされた声で伝える表現力があり、今聴いても色あせることはない名演奏でした。アルフレード・クラウスとの掛け合いの後、高らかに歌い上げたマリア・カラスの歌声に、多くの聴衆の拍手がかぶさるのも当然だと思いました。

若い頃のリリコ・スピントから年代を経るにつれ、ドラマティコの声質に変化し、その得意とする役どころも少しずつ変化していきました。
マスカーニの「あなたもご存知です、お母さん~『カヴァレア・ルスティカーナ』より」の重い役の劇的な歌い回しなどは、絶品ですね。CDですので、その全盛時代の演技の映像が見られないのが残念です。きっと、その美貌と相俟って演技力も抜きんでいたように感じました。

このCDは、彼女が声帯をいため、高音がでなくなる1960年以前の録音がほとんどですから、最盛期のマリア・カラスを聴くことができます。「ベスト・オブ・マリア・カラス」のタイトルに恥じない編集だと思いました。舞台衣装を着けた写真も多く伝説のその美貌を目の当たりにするだけでも幸せです。

また、1950年代のモノラル録音が半数以上を占めていますが、EMIのデジタル・リマスター・システムによって高音質で繊細な録音が再現され、より良い音で聴けることによってその歌声も現在に蘇りました。

プッチーニの「歌に生き、恋に生き~歌劇『トスカ』第2幕より」は、海運王オナシスとの恋にやぶれ、晩年催眠剤に頼り、孤独の中、53歳でこの世を去ったマリア・カラスの波乱万丈の生涯を象徴する、文字通り「歌に生き、恋に生き」のアリアだと感じました。


マリア・カラス-パリ・デビュー 歌に生き、恋に生き [DVD] マリア・カラス-パリ・デビュー 歌に生き、恋に生き [DVD]
カラス(マリア)   カラス(マリア)   EMIミュージック・ジャパン   EMIミュージック・ジャパン   ベルリーニ  
   マリア・カラスほど、映像で本領を発揮するプリマドンナはいない。
   本作に収録されているのは、1958年パリ・オペラ座で行われたレジオン・ドヌール勲章事業の栄えある公演の模様で、時の大統領ルネ・コティを筆頭に、フランスを代表する文化人・芸能人が列席していた。そして、同郷ギリシャの船舶王オナシスがこのコンサートでカラスを見そめ、その後カラスは歌にすべてを捧げた生活から一転して、恋に生きることになったのである。この公演は、彼女がオペラ歌手としての頂点を極めたものといえるだろう。

   第1部はコンサート形式で、「ノルマ」のノルマ、「イル・トロヴァトーレ」のレオノーラ、「セヴィリアの理髪師」のロジーナのアリアを歌い、第2部はカラスの代表的な持ち役「トスカ」の第2幕を上演するという、たいへん豪華な仕立てとなっている。彼女の歌唱のテクニックと豊かな声の表情、そしてオペラでは演じない役柄のアリアを聴くことができる第1部。

   そして第2部の「トスカ」では、横恋慕する警視総監スカルピア役にバリトンの重鎮ティット・ゴッビを得て、カラスは迫真の演技そして歌唱力を発揮している。とてもドラマティックで、カラス以上のトスカを見ることは、かなわいのではないかと思うほど。マリア・カラスの魅力があますところなく表現されている作品である。(志賀洋子)
天女マリア・カラスに惚れ込んで幾年たったやら...
 目を閉じて聞く。
 こんな 魅力的な歌をうたうひとがいるのだろうか。すばらしい声・・・
 生き物としての 人体の構造とそれを使用するとこのような音がで、歌になる。すばらしい歌・極限の美しさに 私は圧倒される。
 このような 歌をうたうことを運命づけられた人を 神は つくった。

 まぶたを あける。
 まばゆい カラス!
 素敵なカラスがいる。

 人の勢いとは このような瞬間をいうのであろうか。
 神は 色々な悪戯をされる。そうとしか おもえない。
今、この DVDで 私たちは 世にも不思議な 人間の女性と 出会える。
人間を讃歌したくなる。
カラスにうっとり
今までテノールしか聞いていなかった私にとって、このDVDはある意味ショックでした。casta divaを何回観直したか知れません。カラスの体全体で表現する歌は、何度見ても釘付けになってしまいます。当時の男たちが、カラスに夢中になっていた事は容易に想像出来ます。暫くその他のオペラを聴くことが出来ませんでした。何度観ていても飽きが来ないというのも珍しい経験です。いつの日か、彼女を超えられるソプラノが出てくるのを心待ちにしていますが、はたして生きているうちに可能でしょうか。
トスカのすごさに脱帽!!
動く映像でマリア・カラスが見ることができるなんて、すごいことだと思う。彼女の現役時代を知らなくても映像がそれを残してくれるから。

特にトスカの第二幕はすごい!!ラスト近く、「トスカ、とうとうわしの物だ」 「これがトスカのキスよ!」のくだりは目が釘付けになる。それだけでなく、苦しみのた打ち回るゴッビのスカルピアやトスカの「死ね!死ね!」の声も本当に大迫力。古い映像ではあるけれど、全然そんな事問題にならない。カラスファンならずともぜひ見て欲しい。彼女の歌っているところを記録した映像は本当に少ないことが何よりも惜しい。もし、カラスが後20年遅く生まれていたら、もっと多くの作品が映像で残っただろうと思う。
やっぱりマリアカラスは最高!
今まで彼女の作品はCDでよく聞いておりましたが、こんな古いすばらしい映像が見れるとは、、やはりDVDはすばらしい!当時パリ・オペラ座での熱狂と感動を実感できる作品です。音も多少のライブの雑音はあっても、歌声は信じられないほどすばらしく、やっぱりカラスの声のすばらしさは本物、録音技術のよしあしではないことがわかりました。
脱帽。
昔から知識として「ソプラノ歌手マリア・カラス」は知っていた。多分、流れている声を耳から何度も聴いていたことだろう。「永遠のマリア・カラス」が広島で上映され、妻が友人と見に行って「素晴らしい」と感動しているので、丁度「見体験!」シリーズで出ていたこの「歌に生き、恋に生き」と「ハンブルク・コンサート」を求めた。いや、参りました。「歌声」もともかくも、彼女のこの「華やかさ」「艶やかさ」はどうだろう35歳の脂の乗りきった姿。嫌味でなく、世界を我が物にしている自負に溢れた輝く瞳。パリ・オペラ座の客席にいた人だけでなく、欧州12カ国のTVでの視聴者も、そしてこのDVDで初めて彼女に出会う人も、この素晴らしい舞台に背筋が「ぞくっ」とし、信奉者に変わっていくのではないだろうか。画面はTV放映を編集したもので、やや振れや乱れがあるが気になるほどでも無い。各曲の前の簡単な解説も私のような素人には親切で助かる。この58年とハンブルクの59年の画面からは同じ印象を受けるが、ハンブルクの62年では異なった雰囲気が漂っていると感じるのですが・・・。でも、とにかく凄い!


エターナル・マリア・カラス DVD エターナル・マリア・カラス DVD
カラス(マリア)   カラス(マリア)   EMIミュージック・ジャパン   EMIミュージック・ジャパン   ベルリーニ  

マリア・カラス「永遠のディーヴァ」(没後30年ベスト)(DVD付) マリア・カラス「永遠のディーヴァ」(没後30年ベスト)(DVD付)
カラス(マリア)   EMIミュージック・ジャパン   EMIミュージック・ジャパン   レッシーニョ(ニコラ)  
伝説のカラスだが・・・。
伝説のマリア・カラス。その映像を2008年にして初めて観た。確かに美しい。そのカラスのラストコンサートは何と札幌であったという。それはおよそ往年の輝きを失った老いたる声だったということだ(『巨匠たちのラストコンサート』中川右介)。

ところで、このCD音源のほう、ここ数年に何度も発売されたものの再編集ベスト盤であろう。そのことは問わない。ここではその歌唱力を問う。
たとえば、「ある晴れた日に」や「ハバネラ」、ことに「私のお父さん」など、ソプラノ歌手としてもベストの歌唱とは言えないし、評者などしきりに美空ひばりで聴きたかったと思ったものだ。☆3つはオオマケである。録音もいまひとつなのかもしれないが・・・。
ベストかもしれませんが
マリア・カラスのソプラノ歌手としての評価は高いけれども、記憶に残る名演という物はないように思います。かといって、平凡な歌手であったというわけでなく、その存在と履歴が存在価値を高めていると言えます。そういう意味では、こういう形でのベストは個人的には少しもの足りない感じがあります。
スタジオ・ライブそれぞれ全集がEMIから出ていますが、それを聴いて、やっとすごい歌手だったと思えるようになりました。
このディスクはそれらからピックアップしたような物ですが、多分これだけでは、すごさが判りにくいのではないのかなと思うしだいです。
独自の歌唱訓練による抜群の表現力に驚嘆
オペラの魅力を発見するまで、マリア・カラスは私にとって変な声で歌う個性的な歌い手でしかなかった。オペラの魅力に目覚めてから数年、すっかりオペラ狂いになったが、行き着いたところは歌い手としてはマリア・カラスだった。なんといってもそのドラマチックな表現力に驚いた。まさに「歌劇」というに相応しい。カラスの歌唱の秘密を知りたくて評伝など読んでみたが、歌による演劇のためのカラスの練習法を知り、納得した。歌唱の練習を一通り終えると、それからは音楽抜きで台詞として演劇的な練習を徹底的にしたらしい。そして、納得のいく演技が出来てはじめてもう一度音楽付きで歌唱訓練をい行ったらしい。この事実を知ってカラスの歌を聴くと納得がいった。数ある歌い手の中でマリア・カラスは別格だと思う。決して美声ではない。もとはメゾソプラノなのでやや苦しげな歌唱だが、それがまた劇性を高めている。リアルタイムでは聴いたことはないが、マリア・カラスは永遠だ。食わず嫌いの方がいたら、先入観を捨て、もう一度聴いてみてはいかがだろうか。

よみがえるマリア・カラス [DVD] よみがえるマリア・カラス [DVD]
マリア・カラス   EMIミュージック・ジャパン   EMIミュージック・ジャパン  
マリア・カラスのプロ意識
マリア・カラスの人となりというか、音楽(声楽)に対するプロ意識の高さがうかがえるインタビュー。3曲だけですが、歌っている表情も素敵でした。実際に会ってみたかった・・・私にとっては、あこがれの女性。

よみがえるマリア・カラス [DVD] よみがえるマリア・カラス [DVD]
カラス(マリア)   カラス(マリア)   EMIミュージック・ジャパン   EMIミュージック・ジャパン   プッチーニ  
あまりに違う二つの映像
カラーの映像で見せるカラスの威厳たっぷりの姿と、
白黒の映像で淡々と話すカラスの姿に、いったいどっちが
マリア・カラスの実像に近いのか????と思って
唸ってしまった。
これほどまでに違う表情を並べてくれただけでも、このDVDの
価値があるというものだ。彼女の言葉の一つ一つも興味深いが、
それを語る彼女の口調のあまりの違いに、片方はフランス語だから
なのかもしれないが、とにかく、とても面白い。

マリア・カラス ミレニアム・ベスト マリア・カラス ミレニアム・ベスト
カラス(マリア)   EMIミュージック・ジャパン   EMIミュージック・ジャパン   ビゼー  
   マリア・カラスのおいしいところを1枚に収めてしまおうという、もしかしたら無理なことをやっているCD。一部フェイド・アウトされている部分があり、そのことに文句をつける人もいるらしいが、やはり1枚で大体のところが分かるというのはうれしい。「オペラには興味がないけど、カラスだけはいいね」という人がいる。おそらく何かの機会にこのCDを耳にして同様のことを思う門外漢がたくさんいることだろう。音質もいいし、選曲もビゼーやプッチーニの超有名曲が中心なので、だれにでも安心して勧められる入門盤だ。50頁を超えるブックレットが付いているのもセールス・ポイント。評論家のエッセイがいくつか、年譜、収録曲の紹介と歌詞対訳 、さらに豊富な写真が掲載されている。(松本泰樹)
不世出の「20世紀最高のソプラノ」
このアルバムは、マリア・カラスの全盛期とも言える1950年代後半の歌唱を中心に有名なアリアを20曲収録しています。名曲アリア集という色彩も帯びているのでしょうか。
50年以上前の録音もありますから、モノラル録音のものが多いわけですが、その歌の本質は全く変わりませんし、リスナーにはマリア・カラスの偉大さがはっきりと伝わってきます。EMIのデジタル・リマスター・システムによって高音質で繊細な録音が再現され、より良い音で聴けることによってその歌声も現在に蘇りました。

マリア・カラスの表現力はやはり格別です。若い頃のリリコ・スピントから年代を経るにつれ、ドラマティコの声質に変化し、その得意とする役どころも少しずつ変化していきました。
ソプラノよりも少し重い声質で、メゾのような響きを持っていますが、全盛期の高音の伸びは、紛れもない不世出のソプラノだったのがよくわかるCDでした。

ラストのプッチーニ作曲の歌劇「トスカ」の有名な「歌に生き,恋に生き」は、気心のしれているプレートル指揮によるもので、1964年の演奏ですので、本来なら声の調子が衰えていった頃なのですが、その気迫と歌心は全盛期と変わらない素晴らしいものでした。

ドニゼッティ作曲の歌劇「ランメルモールのルチア」の「苦い涙をそそいで(狂乱の場)」のようなコロラトューラ・ソプラノとしての力が試されるアリアも平然としてこなすあたりからも、今更ながら幅広い表現力を備えたソプラノであったのは間違いありません。細かいパッセージを正確な音程で歌い上げ、役柄の内面に潜む感情の機微を技術に裏打ちされた声で伝える表現力があり、今聴いても色あせることはない名演奏です。

歌劇「蝶々夫人」の「ある晴れた日に」のアリアがフェイド・アウトされていますが、出来ればもう少し伸ばして収録して欲しかったですね。

美しいマリア・カラスの様々なステージでの姿や、その生涯、詳しい曲目解説・対訳が収めてある50数頁のブックレットと別だての演奏データがついていますので、マリア・カラスの足跡を辿るにはとてもありがたい編集となっています。
オペラの真髄を表した入門作品
オペラは詳しくは知らないのですが、母親の影響でオペラを
知りたくなって購入した、一枚。名作が網羅されていてオペラの
全盛期、マリア・カラスの全盛期を録音した名盤。これ一枚で名作
を天才のメロディを天才の歌声を堪能できる最高作。
ドラマチックで情熱的な天才の声、子々孫々にで受け継がれるであろ
う歌声。これはオペラの美しさを知りたい方に。ただ、録音が古いので
音はノイズがはいり綺麗ではないのが、残念。
ever!
20世紀最高のソプラノであるマリア・カラスのベスト盤。オペラの有名どころ、聴き所を集めているので、皆さんも書かれているように入門編としても良いと思いますし、セットになっているブックレット(オマケ?)が欲しくて買った私ですので(笑)カラスの写真が多く見られるので、そこがいいと思います。曲が一部省略されているのは・・・残念ですが、これだけの曲を集めていれば仕方がないのかなぁ?と・・・。とにかくCDと本でこの価格はいいですね。カラスのことを何も知らなくても本を見て、曲を聴いてオペラの勉強ができる入門のベスト盤!
良かったです。
初めてマリア・カラスの録音を買ったのがこちらです。知っている曲や、初めて聞いた曲など、短縮されているところがあるみたいですが力強い深い歌声で問題なく楽しめました。入門にはいいんじゃないかなと思います。
盛りだくさんなアルバムだが
ミレニアムを記念してというアルバムで、マリアカラス入門者向けに企画されている。
カラスの多くがそうであるように50年代の録音でモノラルだがEMIのデジタル技術は楽しめる音質を再現しており内容も人気曲ばかり20曲も入っている。

この日本盤、残念なのは詰め込むためか有名なラ・ボエームの「私の名はミミ」など曲の終りの重要な独白部分がカットされていることだ。エンディングが無いに等しい。
これを聞いた人がオペラの舞台を見て曲の途中で拍手をされてはかなわない。大切な部分を捨てる神経は理解できない。
担当者の問題か、ファンを馬鹿にしているとしか思えない。
解説のブックレット付きだが、曲ごとのオーケストラ名や指揮者、録音日時などのデータも記載がない。

ハンブルク・コンサート [DVD] ハンブルク・コンサート [DVD]
カラス(マリア)   マリア・カラス   EMIミュージック・ジャパン   EMIミュージック・ジャパン   ヴェルディ  
永遠の歌声
白黒の映像ですが・・・録音状況がとてもよく、顔の表情も生き生きして昔の映像とは思えないほど感動しました。声質だけでなく演技力もあり、現代のアリアを歌う人でこの人を超えることはないのではないかと思います。
時代を超える歌姫
50年代から60年代初頭がマリア・カラスの最盛期なので映像としては白黒の
TV画面の再編集でしかその歌う姿を見ることができないのが本当に残念。
カラーでオペラ全曲の記録が残っていれば、どれほど良かったことだろうか
と心底思う。

「永遠のマリア・カラス」のゼフィレッリ監督の狙いや、その思いが、残さ

れているこの「ハンブルク・コンサート」や「歌に生き、恋に生きーパリ・
デビュー」の艶やかな姿と歌を聴く時に、本当に監督の思う通り全盛期の声
と画像を結び付けられたら、どんなに素晴らしいことだったか。

特に59年のコンサートのきらきらと輝く美しさ、自分でそれを十二分に意識
した上で、嫌味でなくおおらかに優雅に見せる姿態。

この姿には「大人が惚れ惚れする」。

62年のコンサートでは違う姿のカラス像を見ることになるが、3年の年月に
何があったのか時代と彼女の生活に起きた変化が、深いものだったことをそ
の姿に感じる。

いつまでも残る名画面だと思います。


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