ヘンデル:オラトリオ「メサイア」
クレンペラー(オットー)   EMIミュージック・ジャパン   EMIミュージック・ジャパン   クレンペラー(オットー)  
《マタイ受難曲》を聴いて期待したが
ソリストは、ニコライ・ゲッダとバスのジェローム・ハインズは悪くない。しかし、シュワルツコップはよくない。特にすぐれた《メサイア》ではない。すなわちこの盤よりすぐれた《メサイア》はいくらでもある。クレンペラー盤《マタイ受難曲》を聴いて強く感動し、期待したが、この《メサイア》からは、その感動は得られなかった。クレンペラーのファンのみにおすすめ。第2,3部に省略あり。1964年録音。
こんなにスケールのでかい「メサイア」はいかが?
今バロック音楽の評価が難しい。古楽器の問題があるからだ。このクレンペラーの「メサイア」は、おそらく古楽器ブームがなければ名演として長く語り継がれた録音のひとつだと思う(いや、今でもそうかもしれない)。ーー本来なら自信を持って推薦できたはずなのだが。

クレンペラーの大合唱を聴いてから古楽器のものを聴くと、私には古楽器の演奏は本当に貧弱に聴こえる。といって悪いというのではなく、大編成でやってしまうとたとえばバロック音楽特有の洒落た音の動きが損なわれてしまう。だからこそ、古楽器が登場してきたのだ。とはいえ、こんなに感動的に演奏できる音楽を、わざわざ小さくしてしまう必要はあるのだろうか? 

でも、この古楽器問題、かえっていいことなのかもしれない。なぜなら!、!同じ楽譜をつかって全然違った2種類の音楽を楽しむことができるのだから。ーー実際、古楽器と現代楽器とでは本当に違う。聴き比べる、なんて身構える必要もない。私が聴いている古楽器演奏はガーディナー指揮のものだが、これとクレンペラーで「ハレルヤコーラス」部分の演奏時間を比較すると、ガーディナー3分46秒にたいしてクレンペラーは4分15秒もかかっている。4分前後の曲で30秒も違うのだから、クレンペラーがいかに堂々とやっているか想像できるだろう。

聴き比べができる、というのは音楽の楽しみのひとつだ。もし今風の古楽器の演奏しか知らない人には、是非ともこの堂々とした演奏も聴いてほしい。絵画などと違って音楽にはホンモノもニセモノもないのだから、両方好き、というのもアリだと思う。


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シュターデ(フレデリカ・フォン)   EMIミュージック・ジャパン   EMIミュージック・ジャパン   フォーレ  

カルメン*歌劇
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ビゼー:カルメン(全曲)
カラス(マリア)   EMIミュージック・ジャパン   EMIミュージック・ジャパン   ビゼー  
不思議だが?
カラスのイメージは、カルメンそのものである。
事実、この歌劇でのカラスは、憎たらしいほど
カルメンになりきっている。
カラスが、カルメンを現実にはえんじなかったのは、
あまりの、ハマリ役すぎたためだろう。
これ以上のカルメンは、多分ありえないだろう。

レハール:メリー・ウィドウ 全曲
アッカーマン(オットー)   EMIミュージック・ジャパン   EMIミュージック・ジャパン   アッカーマン(オットー)  

プッチーニ:蝶々夫人
カラス(マリア)   EMIミュージック・ジャパン   EMIミュージック・ジャパン   プッチーニ  

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